活動報告

2010年4月19日『食育の日』記念~食育マイスターの食育Life<4>~
(食育マイスター 野崎哲也様/龍ヶ崎青果株式会社 勤務)

地元の中学校から依頼があって、中学2年生を対象にした授業を行ってきました。
開催日時
平成21年7月6日(月) 13:30~14:30
開催会場
茨城県龍ヶ崎市立城西中学校 体育館
テーマ
「農産物の流通と地産地消について」
対象者
中学2年生
参加人数
150名

まず、普段食べている野菜や果物をどこから購入しているのかという質問をしました。

授業の中で

セミナー風景
「八百屋さんやスーパー、宅配」など答えは様々でした。そこから、野菜や果物はどのようなルートをたどってみんなの食卓まで届くのかということについて話しました。
また、給食には地場でとれた野菜がどれくらいの割合で使われているか考えてみようということで地産地消の大切さについても授業を行いました。この時には、買い物に行ったときに野菜や果物の産地表示を調べて、何故産地が移り変わっていくのかも併せて考えてみようということも話しました。
セミナー風景
授業の中で中学生と話をしながら彼らの「食」に対する考え方や行動などについての実態を知ることができ、日常の買い物などでも産地表示を気にしているということが分かったことは、予想していた反応とは違ったもので驚きました。
授業の後半では、農業の大切さとおもしろさについて話をさせていただきました。私たちの食卓を支えている農業については食料自給率が下がっていること、生産人口が減っていることからも極めて重要な産業であるということを知ってもらうと同時に、新たな取り組みが次々と生まれて注目を集めている「かっこよくて」「夢のある」産業でもあることを伝え、なにより農業には楽しさや充実感があるということをキッズファームでの体験談を交えて話をさせていただきました。

最後に

「食」の大切さについてもう一度考え、普段の食生活をもっと楽しく、充実させていきましょうということを話し、授業を締めくくりました。中学生からは、「楽しかった」「夕食のときに家族と話し合ってみたい」などの感想をいただきました。

食育マイスターの資格を取得後、どのように食育活動をしていったらいいのかいろいろと悩みましたが、普段の仕事の身近なところに食育の機会はたくさんあり、その身の回りの活動から食育の輪を広げていくことが、さらなる広がりを生み出していけるということを今回の授業を通じて感じました。今後は活動の機会を増やし、より多くの人たちが「食」について考え、幸せになっていけるようなお手伝いをしていきたいと思います。
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