が、問題はその後でした。
子供たちの集中力が、私の予想よりずいぶん早く途切れてしまったのです。
ワークシートをみんなで読み上げる予定にしていましたが、だんだん声がそろわなくなり、つまってしまった子、あくびをする子、授業とは関係なく私にひっきりなしに話しかける子・・・
予想外の言動に、気持ちがあせるばかりでどう対処していいのかわかりません。大人相手に練習した食育演習とは全くわけが違います。後半は平静を装うのが精一杯の授業になってしまいました。浮谷先生(協会理事)が「色々なハプニングがありますよ」とおっしゃられた意味を、身をもって理解しました。
見学してくれた友人や家族の励ましも耳に届かないほどがっかりして帰宅しましたが、最後に嬉しいプレゼントがありました。友人のひとりから夜になって届いたメールに、こんなことが書かれていたのです。
「今日息子が(ワークシートで見た)オムライスを夕食にリクエストしたので作ったら、お母さんのオムライスはおいしいです。ありがとう! と言って食べてくれました」
この一言で、私はこのワークショップをやってよかったと心から思うことができました。
そして、予想外のハプニングも子供たちと一緒に楽しめる心の余裕が必要だなあ、と実感いたしました。
今後は反省を活かしてもっと良いワークショップにしたいと思います。
写真は10月に行った第3回ワークショップ「おはし、正しく持てるかな?」の模様です。
子供達の予想外の言動にも慣れてきて、楽しいゲームを取り入れるなど自分なりに工夫して授業を行っています。